感染症の予防を目的に毒性を弱めた細菌やウィルス、毒素を前もって投与する事を予防接種と言います。予防接種では感染症の予防以外にも仮に感染した際の症状を軽くしてくれる事も期待出来ます。
予防接種には「定期接種」と「任意接種」の2種類があります。
定期接種とは各自治体が実施する予防接種の事で、肺炎球菌(小児用または65歳以上、5歳刻みで1回)、四種混合、BCG(結核)、麻疹・風疹混合(MR)、Hib、B型肝炎、日本脳炎、水痘などのワクチンがあります。定期接種は地方自治体が費用を負担します。
任意接種とは個人の判断で受ける予防接種となりますので、こちらは自己負担となります。任意接種にはインフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、おたふくかぜワクチン(※乳幼児公費助成有)、ロタウイルスワクチン(※乳幼児公費助成)10月生まれ以降定期接種、A型肝炎などが挙げられます。
当院で実施している予防接種
当院が実施している予防接種を以下の表にまとめております。
予防接種名 | 料金(税込み) |
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インフルエンザワクチン | 3,500円(当院での2回目小児3,000円) |
23価肺炎球菌ワクチン | 自費9,000円(予約票をお持ちの方は2,000円) |
13価肺炎球菌ワクチン | 自費9,000円(予診票をお持ちの方は0円) |
麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン) | 9,000円 |
※予防接種は事前の予約制となりますので、お早めにお問い合わせ下さい。
※1日に用意できるワクチンの個数には限りがあります。ご希望の方はお早めにお問い合わせ下さい。
太田市の予防接種
乳幼児の定期予防接種
Hib(ヒブ)、小児肺炎球菌、B型肝炎、四種混合1期、BCG,麻疹風疹混合1期2期、水痘(水ぼうそう)、日本脳炎1期、おたふく(※公費助成3000円)、ロタウイルス(※公費助成)
児童の定期予防接種
日本脳炎2期、日本脳炎特例制度、二種混合2期、HPV(子宮頸がん予防)ワクチン(※現在希望者のみ接種)
男性の風しん抗体検査・風しん予防接種
風しん予防接種は予防接種法に基づく「定期接種」として実施されています。予防接種法がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性の方は、風しんの抗体保有率が他の世代に比べて低くなっています。令和2年度は、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性の方でクーポン券を利用していない方へ太田市がクーポン券を発行します。そのクーポン券を利用して、まず風しん抗体検査を受けて頂き、抗体検査の結果、十分な量の抗体をお持ちでない方は定期接種の対象となりますのでクリニックで予防接種を受けて下さい。
高齢者の肺炎球菌予防接種
高齢者の肺炎球菌予防接種は予防接種法の改正(平成31年3月)により、2019年度から2023年度までの5年間、引き続き、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方を対象に定期接種を実施する事となりました。当院では高齢者の肺炎球菌予防接種の実施医療機関です。
※過去に肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)を受けた事のある方は定期接種の対象外です。
お問い合わせ
当院ではインフルエンザや高齢者の肺炎球菌予防接種など幅広く予防接種を実施ています。ワクチンを取り寄せる事の出来る個数は限られておりますのでご希望の方はお早めにお問い合わせ下さい。